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INTERVIEW

インタビュー

縁ある人を物心両面の幸福に導ける技術を体得している真の指導者「プロスピーカー」として生きる人物に焦点をあてた本コーナー。今回は障がい就労支援事業を営み、業界を代表する実績を出し続けている柏本さんに、どこまでも挑戦し続ける志をいかに育んできたのか、お話いただきました。

「自分のため」で感じた限界

学習塾を経営していたときに、社員全員とやりがいを分かち合い、感動できる仕事を全うしていきたい、そんな組織を目指したいと思い受講。得た学びを一つひとつ実行していきながら、少しずつ組織が変化していきました。そこに、二番手を務めてくれていた社員からもらった「自閉症の兄を支えたいから、障がい者施設に転職したい」という相談に、「うちでやってみたらいい」と思い立ってスタートしたのが障がい者就労支援事業でした。精神疾患を患ってしまった方に対して社会復帰の支援をし、一人前の社会人として送り出していく仕事です。学習塾で培ってきた選択理論を土台にした関わり方や教育が私たちにはありましたので、絶対に活かして成果を上げられる確信がありました。徹底したプロセス管理にこだわり、一つひとつの仕事を積み上げていった結果、成果が上がっていきました。努力をし続けた結果、業界平均の10倍以上の就労実績を作ることができるようになったのです。
しかし、ここまで結果を出し続けてきた自負は当然ありましたが、どこか私の中でモチベーションが下がっていたのも事実でした。それなりの豊かさや実績を手にし、評価もされ、充実した毎日でした。ただ、なぜかやるせない気持ちもあったのです。今振り返れば、そこまで実績を出し続けてきたのは「自分のため」だったのだなと思います。講座で「他者への貢献」の大切さを学び、実践してきましたが、それは全て「自分のため」にやってきたことに過ぎませんでした。

シニアチャレンジで得た転機
業界を改革する変革者として
メッセージをする

ベーシックプロスピーカーに合格をし、名古屋のJPSA活動を牽引する立場でしたが、こちらも正直慣れが先行して、少しずつ衰退していったころでした。「何かを変えないといけない」と、義務感と責任感から始まったのがシニアプロスピーカーへのチャレンジでした。その過程でピークパフォーマンスコースのアシスタントに入ったことが、人生を大きく変えるきっかけになったのです。プレゼンの本質とは何かを紐解く講座ですが、単なるスキルではなく、自分の深いところにある「何のために成功しなければならないのか?」と深く向き合う機会があり、受講生の支援をしつつもずっと自問自答していたのです。そして、「ここまで学んできたのは自分のためだけではなく、縁ある人を幸せに導くためではないですか?皆さんは誰を幸せに導きたくて、生きているのですか?」という問いかけに、雷に打たれたような衝撃を受けたのです。見せかけの貢献はしていましたが、本音ではずっと自分のために生きていました。もっと認められたい、もっと成し遂げたい。そう思っていました。しかし、真の成功者とはそうではなく、縁ある人が豊かな人生を生きる支援を本気でしているのだと、初めて腑に落ちたのです。業界を見てみると、給与も待遇もまだまだ低い現状があります。「自分たちだけ豊かになれれば、それでいいのか?」「そんな小さなところで満足していていいのか?」自分に問えば問うほど、「こんなもんじゃない、業界をもっと豊かにしたい、もっと多くの人の笑顔が見たい」と本音で思ったのです。自分が、自分たちが豊かになるのは当然で、もっと大きい世界を見に行こう、そのためにもっとチャレンジしていこうと、理屈を超えて心から納得がいったのです。

世界的企業と結べたパートナーシップ

業界を変革させていくという大きな志を持った自分たちであれば、誰と仕事をして行くのが一番効果的なのだろう。考えた先に思い浮かんだのが、世界のトヨタでした。豊田市に生まれた自分、そしてこの市で活動をし続けてきた自分たちにとって、喉から手が出るほどタッグを組みたい相手でした。これまでは自信がなくて、提案しようとすら思えていなかったのですが、本気で業界を変えるためならばこれくらいはやらねばと、チャレンジをしました。当然ながら初めはまともに取り合ってもらえませんでした。提案をすることすら高いハードルだったのです。しかし諦めずに何度も何度もチャレンジをし、とうとう就労支援事業の受け入れ先として業務提携を結ぶことができました。それも、障がい者専用の仕事をゼロから設計し、その職を創り出すことから入らせていただけることになったのです。グループで35万人以上の従業員がいるトヨタです。そして世界各国に展開しているので、どれだけの障がい者雇用を生み出せることか。文字通り、障がい者就労支援という業界が大きく変わっていく一歩なのです。プロスピーカーとして自己研鑽する機会がなければ、間違いなく辿り着けなかったところにきているのです。

志を果たすための挑戦は続く
全社員で業界を代表する
実績を出し続けている

とはいえ、まだスタートしたばかりのチャレンジです。必ず正解にし、そして業界を大きく発展させるために、懸命に奮闘する毎日です。正直、以前よりも大変だなと思うことが圧倒的に増えました。しかし、「自分のため」に生きていた過去よりも、「業界のため、社会のため」に本気で生きている今の方が何倍も心から納得のいく生き方ができています。おかげさまでシニアプロスピーカーにも合格をさせていただきましたが、学び続け挑戦し続けないと見えない世界があるなと、今となっては心から思います。日本社会のために、世界のために、もっともっと貢献できる自分になれるよう、こらからも力を尽くしていきたいと思います。

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