私の人生を変えた格言vol.1：松井 英幸 氏

高校ラグビーの監督として２３回の花園出場、日本代表の監督も３年務めた私でしたが、パワハラ問題をマスコミに叩かれて人生はどん底へ。以来３年以上もの間、生きる目的を見失っていました。2018年10月、ご縁があって「頂点への道講座スタンダードコース」を初受講。講座で青木先生が仰ったこの２つの格言に私は人生を救われました。「成功が技術ならば、学んで身につければ人生を変えられるかもしれない。技術だからこそ、人はいつからでもどこからでも良くなれる。だったらチャレンジしたい！」そう思ったんです。そして３日間の講座の最終日にプロスピーカーになると決断しました。

そしてもう１つ私に大きな影響を与えた格言は、選択理論心理学を提唱したウィリアム・グラッサー博士のこの言葉です。パワハラ問題以降、私は、他人や過去そして世間を恨んで生きてきました。しかしこの言葉が、人生に対する解釈を変えたのです。「犠牲者の生き方から抜け出して、もう一度人生をやり直そう！」と。

しかし大変なのはここからでした。約３０年間正しいと信じ、成果を出し続けてきた思考のクセ（勝利至上主義）を変えていくことは並大抵のことではありませんでした。また、私が抜けた後のラグビー部のあまり振るわない成績を耳にすると、不安、悔しさ、虚しさ、様々な感情が込み上げてきて頭の中がぐちゃぐちゃになることもありました。それでも新たな成功を信じて、学び、葛藤し、うまくいかなければ目標設定を改め、と、自分自身と向き合い続けました。そうした日々を乗り越える中で、人生の目的を見出して行ったのです。

現在は、JPSAスポーツ部会の部会長として「スポーツ指導者たちに自分と同じ経験を絶対にさせない」という使命のもと、アチーブメントテクノロジーと選択理論の普及活動を仲間たちと共に行っています。また全国での講演活動にも力を入れています。1人でも多くの人にこの情報を伝えたいんです。目的目標を失っている人、指導者として悩んでいる人に関わり、共にスポーツハピネス（高い競技成果と良好な人間関係の構築）を実現しウェルビーイングな社会を創り上げていきたいと考えています。

ーーーーーーー
◆プロフィール

松井 英幸（まつい　ひでゆき）
流通経済大学ラグビー部アドバイザー
JPSA認定ベーシックプロスピーカー
JPSAスポーツ部会 部会長

ーーーーーーー
◆人生理念
「愛・感謝・信念・挑戦」
ーーーーーーー
◆講演テーマ
1．ビジョンクリエイト
2．プレゼン
3．コミュニケーション
4．リーダーシップ
5．ホスピタリティ
ーーーーーーー