1969年 大阪生まれ。実家は鋼材加工業を営む町工場。
大阪府立大手前高校、同志社大学法学部政治学科、中国・吉林大学留学を経て
1995年 時事通信社に入社、新聞記者として3年間の経験を積む。
1998年 家業である坂元鋼材株式会社に入社。
1999年 代表取締役社長に就任、現在に至る。
「町工場の長男」として生を受けるも、学生時代よりジャーナリズムを志す。
いったんは記者生活に入ったものの、父である先代社長が重病に陥ったのを機に家業に戻る。
父の逝去により3代目社長に就任。
手探りでの工場経営、悪戦苦闘、つかの間の成功、そして大きな挫折・・・。
幾度となく降りかかる逆境の中から「経営の目的」を少しずつ探り当てる。
「財務体質が強く、人の育つ良い企業」を目指して社員とともに奮闘している。
人生目標は2051年、自身82歳の時に自社が「百年企業」となるのを見届けること。
振り返れば「先代社長の急逝」「リーマンショック」という二つの大きな壁が最良の教師だった。
座右の銘は「楽は苦の種 苦は楽の種」
社員十数人の町工場を舞台に、経営の在り方、働く意味を模索しつづけている。