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INTERVIEW

インタビュー

青森県にある医療法人スマイルクリエイトの代表。15年前に父から「根城よしだ歯科」の経営を引き継ぎ、卓越した手腕で業績を向上させる。しかし、スタッフとの人間関係の悪化に悩み、離職も経験。打開策を見いだすために『頂点への道』講座を夫婦で受講して以来、身近な人を大切にする経営方針に転換し、9年で業績を倍増することに成功する。また、コロナによる社会的不況にもかかわらず、2020年4月~7月と4か月連続で過去最高の収益を達成。30名のスタッフとともに上質な歯科治療を追求し、歯科医院のモデルケースとして注目を浴びている。

夫婦で受講し、 外的コントローラーから脱出

「妻に捨てられたくない」。これが初受講の動機でした。父から歯科医院を継ぎ、業績は成長していましたが、「外的コントロール」で相手を変えようとしていた私は、公私ともに人間関係が険悪。感情的になり、スタッフに物を投げたことで危うく訴訟問題になりかけたことがあり、ともに経営をしていた妻は、自律神経失調症や過呼吸で精神状態が限界になり、出勤も難しくなっていました。成果が出ても幸せではなく、妻に愛想を尽かされるのも時間の問題と、危機感が募るばかりでした。
アチーブメント社との出会いは、友人からもらった青木社長の講演CDでした。その内容を聞いたところ、大切な人から幸せにする「インサイドアウト」の考え方に感化され、藁をもすがる思いで受講を決め、半ば強制的に妻も一緒に来てもらったのです。外的コントロールしか知らなかった私でしたが、受講を通して選択理論の考え方に触れ、感動したのを覚えています。その後も、ほぼすべての講座で妻とともに受講をし、ともに一歩ずつ院を良くしていきました。

自己成長はできたものの、社会貢献の志は薄かった

一番の変化は、「違いは違いであって間違いではない」という考え方を土台に、人と関わるようになったことです。仕事でも家庭でも、継続学習をするたびに、自分が持つ「こうでなければいけない」という正しさを徐々に手放すことができていきました。
おかげさまで、経営もしっかりと軌道に乗り始めていったものの、そのころの私には、学びを社会のために役立てようという「大義」まではありませんでした。そんな私が、なぜプロスピーカーを目指したのか。それは、確固たる実績を出しながら、縁ある人に貢献している先輩プロスピーカーの生き方に触れたことがきっかけでした。学んだことを誰よりも実践しているからこそ、メッセージに魂がこもる。
まさに行動言語を体現している生き方で、私もそうなりたいと強く思ったのです。
いま思えば、そこからのチャレンジが最も価値ある成長の機会を与えてくれました。人生をかけて伝えたいメッセージとはなにか。これを見つけるために、これまでの人生を深いレベルで見つめ直しました。
すると、さまざまな人に支えられてきたことに気がついたのです。妻やスタッフはもちろんですが、特に父です。父は、医院を継いだ私の仕事ぶりを黙って見守ってくれました。きっと口を出したかったところがたくさんあったと思いますが、忍耐強く見守り、成長の機会をくれたその愛情の深さに気がついたのです。これまで、どこか不足感に駆られた生き方をしていましたが、このときに初めて等身大の自分を受け入れることができました。
「感謝」という言葉の意味が深く腑に落ち、本当の意味で人に優しくできるようになった気がします。

愛を土台にした伝達力で、変化していった現場

そんなマインドの変化があり、全社員が自己実現できる舞台を作りたいという思いが強くなりました。
そこで、幹部スタッフと毎月一回面談をし、「あなたには価値がある。あなたはあなたのままですばらしい」というメッセージを送り続けました。自分自身の存在に自信を持ってほしいという思いを届けたかったのです。
また、チーム制を導入し、チーム単位で食事会や交流会を開く機会を設けました。目的は、「仲間と一緒にいたい」というスタッフの欲求を満たすこと。仕事の話や反省は一切せず、家族のことや趣味の話題で盛り上がる楽しい会にしました。
こうした取り組みを通じてわかったのは、経営者の愛が伝わると、スタッフは変わるということです。自主的なミーティングや、学びへの自己投資はもちろん、助け合いの精神も醸成され、みるみるうちに社内の文化が変わっていったのです。
結果として、年商は、受講を始めた9年前のおよそ2倍となり、スタッフ数は20名から30名へと増えました。スタッフの増加率より年商の増加率のほうが高いのは、スタッフのモチベーションが高まり、生産性が上がった結果だと自負しています。

身近な人を大切にできるから、 成果を創り、社会に貢献できる

私がプロスピーカーとして大切にしているのは「身近な人を幸せにすること」です。目指すのは社会貢献なのに、家族やスタッフだけでいいのか、と思ったこともありましたが、いまはインサイドアウトの生き方からしか本当の貢献は生まれないという信念を持っています。コロナ禍に見舞われた今年の春も、「絶対に業績を落とすまい」と心に決め、全力で取り組みました。
このときに目を向けたのも、まず家族やスタッフでした。生存の欲求を満たすべく、パートを含めた全スタッフにマスクを配布し、抗体検査も実施しました。
そして、患者さんの求めることを真剣に考え、4月からは自宅で行える口腔ケアのオンライン勉強会をスタート。
また、殺菌水1000本の無料配布や自費診療、歯科ドック割引を実施し、結果的にコロナ禍にもかかわらず業績は4月〜7月と4か月連続で過去最高を記録。6月締めの今期は、業績が3億円という業界トッ0.1%を達成することができました。これも私一人ではなく、社員が団結して取り組んでくれた結果です。
この自社の成長の延長線上にある地元・青森への貢献にも力を入れており、歯科業界に特化した公開研修を数年前から主催しています。
こうした活動を通じて、アチーブメントテクノロジーと選択理論を普及し、スタッフを幸せにする経営者をもっともっと増やしたい。
それが結果的に社会貢献につながり、世の中を良くすると信じています。私自身も、まだまだ発展途上で、未熟な経営者ではありますが、これからもトライ&エラーを繰り返し、愛を根底とした成果にこだわり続け、周囲に貢献する生き方を貫いてまいります。

デンタルアチーバー研修にて業界の多くの方に良質な情報を届けている
選択理論を実践し円満な家庭を築き上げている
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