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INTERVIEW

インタビュー

16歳からアパレル業界に6年勤め、店舗プロデュース、店舗運営、採用、育成を経験。大阪難波で人気ブランドを立ち上げ、その後23歳で独立し、エステティックサロンを設立。9割の売上をオーナー自身が作っていたところから、2015年に『頂点への道』講座と出会い、学びを実践するなかで現場のすべてを社員に任せられるまでに成長。6年で売上は約7倍成長し、国内外からモデルや著名人がこぞって通う人気サロンへと変貌を遂げている。

「人を大切にしたい」という思いの原点

私の幼少期は祖父が事業で大成功を収めた為、何不自由なく育ちました。しかし、一つだけなかったものがあります。それは親戚や家族の真の幸せです。
揉め事が絶えず皆んな幸せそうには見えなかったです。家族想いで情に熱い祖父なのに家族との関係は微妙で、外でもときには暴力、暴言などいつも怒ってる印象でした。
そんな祖父は寂しそうで、私の目には孤独に見えました。そして、いつも怒っていた父。私や兄弟を厳しく躾け、ときには暴力を振るい、束縛し、門限破った私を二か月間家に閉じ込めて監視しました。加えて、毎日アルコール中毒の様にお酒を飲みながら、私たちに接していた母に対しても、あんな風になりたくないと苦手意識を持ち続けていました。
確かにお金には一切困りませんでしたが、心はとても不自由でした。中学生のころから束縛をする父と縁を切るために、家を出たいと強く思っていたのです。
23歳に縁あってエステサロンを立ち上げたころ、祖父が亡くなりました。亡くなり際に見せた悔しそうな表情が今も忘れられません。何もかも手にしたはずなのに、生きてきた人生を悔やんで「自分の生き方が間違っていた」と嗚咽をあげ震え泣きしながら伝えてくれました。
その姿を見て、「幸せに生きる」とは、「人を幸せにする」とはどういうことなのかを真剣に考えさせられました。「お金だけでは人は幸せになれない、本当の幸せとは何か、人を大切にするとは一体どういうことなのだろう」と。「人を大切にできる人でいたい」。いま思えば、明確化されたこの思いの原点は、生い立ちであり、祖父や父の存在でした。

「恨み」から「感謝」へ学びとともに変化した感情

一人の経営者として必死にもがいていたころ、あるプロスピーカーの方に『頂点への道』講座を紹介いただき、受講を通してすべてが繋がりました。
父を恨む気持ちと、大切にしたい気持ちとが私のなかで渦巻いていました。そこから、人生の目的を探し始めたのです。講座で学んだ『セルフ・カウンセリング』をし続け、自問自答し続けました。そして、『セルフ・カウンセリング』の主語を変え、父の立場に立ったときに分かったことがありました。
それは、「親はいつだって子のことを想っている、何一つ悪気があってやっているわけではない。正しいコミュニケーションの技術や考え方を知らないだけなんだ」ということでした。涙が止まりませんでした。父に愛されていたと、初めて受け入れることができたのです。愛しているからこそ厳しかったのだと。そして父も祖父も、本当は人を信じたかったのだと思ったのです。
人の可能性を信じ、愛し、大切にし、縁ある人を豊かにしていきたい、そんな思いがあったのですが、その思いを叶える技術がなかった、ただそれだけだったのだと思いました。感謝が芽生えたのと同時に、私が学んでいるこの技術は、すべてを根本から変えてくれる価値があると確信を持ったのです。学び続けると決めました。この学びに繋げてくれたプロスピーカーの方のように私も人を幸せにできる人になろうと決めました。プロスピーカーを目指すと決めました。

「縁ある人の可能性を引き出す」ミッションが与えてくれた力

プロスピーカーを目指す過程で、幾度もプレゼンテーションの練習に取り組みました。うまく話すことではなく、本音本心を伝え、誰かの人生が変わるきっかけを提供する自分になると、努力し続けました。そのなかで向き合ったのは、エステという仕事の価値でした。
何のためにこの仕事をやっているのかを忘れていた私にとって、それは人生を変えるほどの素晴らしい期間となりました。得られたのは「輝く女性を増やす」というミッションです。私自身がそうであったように、人とは自分が受けてきた愛情を知ったときに、自分のほんとうの価値に気がつきます。そしてその価値にふさわしい自分になろうと磨きを掛けていきます。結果的に自信が高まり、よりよい人生への善循環が始まるのです。
エステとは、ひとつのきっかけに過ぎませんが、すべての女性に自信と愛をもたらす素晴らしい仕事であると私は思います。
誰よりも私自身が、人の持つ素晴らしさや可能性を信じ、その可能性を引き出していくこと、そして人を幸せにする経営を実現すると心の底から決意しました。
まず、社員を信じると決めました。それまでは、売上の9割を私が作っていましたが、ミッションを果たすためには効果的ではないと思い、現場に出ないと決めて社員にすべてを任せました。
簡単なことではありません。現場は私にとって何よりの大切な場所であり、こだわっていた場所です。とても勇気が要りました。突然の方向転換でしたので、社員の混乱も、お客様からのクレームもあり、初年度は赤字でした。しかし、信じると決めたので、諦めるという選択肢は私の中にはありませんでした。
社員に期待を伝え、君ならできるとメッセージをし続け、現場に立ち続けてもらいました。その分私は経営に集中して「成長」という縦軸を伸ばし、そしてJPSA活動を通じて「貢献」という横軸を伸ばし続けたのです。
たくさんの出来事がありましたが、結果的に6年経ったいま、私は一切現場に出ていませんが売上は7倍になりました。社員が育ったのです。イキイキと働いていること、前向きにチャレンジしていること、自信を高めていること、その姿を見られることが、どんな達成よりも嬉しかったのです。
そして、JPSAを通して貢献活動に取り組んだ結果、社内からもプロスピーカーが続々と誕生し、組織の風土そのものが変わっていきました。新たな支部を立ち上げ、業界団体の理事にも選ばれ、事業そのものの社会性が高まっていったのです。不仲だった両親ともとても仲良く過ごすことが出来ています。縦軸の成長と横軸の貢献、この2つが合わさって、本当の成功が手に入るという学びを信じて、愚直に実践してきた結果であると思います。
私たちはまだまだこんなものではありません。もっともっと社会に、世界に貢献できる、そんな存在を目指して、これからも全力でチャレンジし続けていきます。

主体性を持った社員が組織を支え、過去にない成長を実現している

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