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【金井 稔】プロスピーカーという生き方

JPSA認定プロスピーカー金井 稔が、プロスピーカーになるまでの軌跡と生き方を語るインタビューです。

「徹底的に喜ばせる」信念のもと
北海道へさらなる学びの場を
金井 稔 (かない みのる)

外資系生命保険会社 部長

1973年、北海道生まれ。大学卒業後、外資系製薬会社を経て、医療機器専門商社にて11年間勤務。最年少で課長に昇進し、地方拠点の売上を7倍にする。2007年に生命保険業界に転職し、入社1年目から社内タイトルを8年連続受賞。MDRT(※1)には9年連続入会し、2015年にはCOT基準、2017年にはTOT基準を達成。社内営業職の最高位として、後進育成にも従事している。JPSA札幌支部設立時から支部長を務め、2015年にはアチーブメントテクノロジーコースを札幌で初開催するなど、受講生の継続学習の場を広げている。

違和感を拭い去り 着実・継続的な成長へ

私が生命保険の営業職に転職したのは、2007年32歳のとき。前職にて単身赴任をしながら地方拠点の売上を7倍にし、最年少課長に昇格するなどの功績をあげているなか、妻が突然手術を伴う病気になったことがきっかけでした。「大切な家族のそばにいたい」そう思った私は、家族と北海道で暮らすため、今の職に就いたのです。
営業の経験を活かしながら順調に成果を出してはいたものの、いつか頭打ちがくるという予感から、「さらに売る技術」を求めてスタンダードコースを受講。しかし、そこで私が手に入れた最も大きなものは、小手先の技術ではなく私自身の「あり方」に関する気づきでした。頭打ちへの危機感は、成果ばかりを追い、お客様とは契約だけの関係にあった「自分のあり方に対する違和感」から生まれていたのだと気づいたのです。
それまでの私の成果を支えてきたのは、「挑戦」や「向上心」といった価値観。今振り返ればそれらは、どちらかというと自分本位なものだったかもしれません。受講中、セルフカウンセリングをするなかで気づいた、私が心から求めているものは、「お客様に喜んでもらうこと」でした。そこで私は、「愛」「誠実」「感謝」「貢献」といった相手視点の価値観のもと、自分の仕事を「お客様の人生のパートナー」として捉え直しました。
すると、「私から保険に入ってもらうことは、お客様が普段あまり考えることのない『人生』について目を向け、より良い人生を歩むきっかけになるんだ」という新たな気持ちが芽生えました。そして、「それなら絶対に自分から保険の契約をした方がいいじゃないか」という、今までにはない「職業に対する絶対的な自信」が生まれたのです。
その自信はこれまでまったく揺らぐことなく、急激にではないものの、着実に成果を上げ続け、これまでMDRTには9年、COTには3年連続で入会することができました。

信じてくれた方のため 地元・北海道に支部を

成果を上げていくなかで、お客様の人生の質の向上をサポートすべく、自らの繁栄を支えてきた『頂点への道』講座を、自分のお客様に提案することも増えていきました。
しかし、北海道という土地柄、お客様が学び続けることがどうしても難しく、成果に繋がるまえに継続学習をやめてしまうことがしばしばあったのです。「せっかく私を信じて一歩踏み出してくれたのに、物理的な理由で継続できないなんて……」と、本当に悔しく、我慢できませんでした。
そして担当コンサルタントにそのことを相談。「プロスピーカーになれば、継続学習の場として支部を北海道につくることができる」と聞いた私は、プロスピーカーになることを決意したのです。

想像以上の成長に ついてきた TOTという成果

成長や成果を得るためではなく、「お客様の継続学習の場をつくりたい」という一心で目指したプロスピーカーでしたが、そのチャレンジの過程でも、プロスピーカー活動のなかでも、想像以上に自分が成長したと思います。その成長をあえて具体的に挙げるとすれば、大きく分けて3つあります。
1つ目は、「人によく思われたい」と一切考えなくなったということです。プロスピーカーというのは「分かち合い」のステップですから、チャレンジのなかでも、アシスタントや支部活動のなかでも、たくさんの方に自分の学びや考えをシェアしてきました。そのなかで深く気づかされたのは、「人にどう思われるかは自分にはコントロールできない」ということ。頭で理解しているのと、体験を通して初めて腑に落ちることとはまったく違うのだと、痛感しました。
同時に、自分の弱さや失敗談、伝えにくいけれども心の底では思っていることを、腹を割って話すことが、多くの人の心を開くということも体験したのです。「相手のためになることは、たとえどう思われようと伝える」というコミュニケーションスタイルを確立した今、仕事においても「金井さんはもはや企業の財務防衛の一翼だ」と経営者から深く信頼していただけるようにもなりました。
2つ目は、リーダーシップの拡大です。昨年、私が支部長を務める支部が中心となり、札幌にてアチーブメントテクノロジーコースを開催することができました。開催にあたって、本当にたくさんの方々にご協力をいただきました。「その方々は何に一番力を貸してくれたのか」そのことを深く考えると、答えは「私」ではなく、「支部」でもなく、「札幌に学びの環境をつくりたい」というミッションなのではないかと思います。この「ミッションを売ることができる力」こそが仕事にも通ずる、人の心を動かすリーダーシップなのです。
そして3つ目は、「人を喜ばせる力」の増大です。私にとってではありますが、プロスピーカー活動は「人を徹底的に喜ばせる」ことの格好のトレーニングになっていると思うのです。講座の開催や支部の運営は、「自分が何かを得る」ことばかりを考えていては絶対に継続できません。そのためには、例えば支部会参加者の話をとことん傾聴し、求めている情報をお伝えすることや、支部の仲間が困っていたら、たとえ自分が直接手を貸せなくとも、支部メンバーが持つ全人脈を使ってサポートし合うことなど、損得抜きに「他の誰かのために尽くす」ことが必要なのです。
私は、プロスピーカー活動を通じて得てきた3つの成長のなかでも、とくにこの「人を徹底的に喜ばせること」がまさに仕事の本質とリンクしていると思います。だからこそプロスピーカー活動は、あくまで結果的にではありますが、自分自身の成果にも結びつくものだと思うのです。昨年私がTOT基準を達成したことも、プロスピーカー活動を通した成長の結果だという実感があります。

「自分自身が証明」 確信をもとに貢献を

生命保険営業職というのは、とてもおせっかいな職業だと思います。なぜならお客様を一度立ち止まらせ、普段はなかなか考えない「人生」についてともに考える職業だからです。と同時に、それは私たちにしかできない非常に価値ある仕事だとも思うのです
私はお客様と話をする際は、よく「目的」と「優先順位」について話します。「お客様の求めているものは何で、そのために何をすることが最も効果的なのか」というお話です。これが、自分の人生について深く客観的に考え、今までとは違うより効果的な一歩を踏み出す後押しとなる経験を私は今までにたくさんしてきました。
そしてじつは、私が今プロスピーカーとして活動していることも、「目的」と「優先順位」について自分自身に問いかけ続けてきた結果。「パワーパートナーの物心両面の豊かさの実現をサポートしたい」という「目的」に対して効果的であり、「優先順位」が高いからこそ活動しています。
なぜ効果的だとわかるのかというと、選択理論とアチーブメントテクノロジーが「人を確実に豊かにする技術である」ということを自分自身が実証しており、そこに絶対の確信があるからです。だからこそ私は、お客様に貢献する数ある手段のなかでも、プロスピーカーでなければならないのです。
「北海道の方々に継続学習の場を提供すること」これからは、この私の原点に再度立ち返り、今まで以上に注力していくつもりです。札幌支部にもベーシックプロスピーカーが増えてきました。そろそろ支部長である私がシニアプロスピーカーに挑戦し、支部をさらに活性化していくべきときだと感じています。多くの仲間に支えられて成り立っている札幌支部ですが、私自身も最大限その発展に貢献し、北海道でのスタンダードコース開催を1つの目標に、精進していこうと思います。

損得抜きにお互いを支え合いながら、「徹底的に喜ばせる」をモットーに支部活動を展開(写真は、支部初の春合宿より)

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