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【鈴木 盛登】プロスピーカーという生き方

JPSA認定プロスピーカー鈴木 盛登が、プロスピーカーになるまでの軌跡と生き方を語るインタビューです。

インサイド・アウトの生き方へ、人を導く存在として
鈴木 盛登 (すずき もりと)

株式会社よくする 代表取締役

1972年生まれ。2002年に父から鈴木接骨院を継承し、現在では仙台市内に4つの医院を展開するまでに成長させる。患者の生活習慣の改善を意図した根本治療が評判を集め、「効果性の高い治療院」として高く評価されている。2013年からはプロスポーツ選手トレーナーとしての職務も担い、その活躍の場を広げ続けている。

拭い去れない「父親失格」のレッテル

「私は親として最低だ」その自責の念を持ち始めたのは、白血病で次女が亡くなった時からでした。幸せな家族に訪れた悲劇は、あまりにも過酷で、6年間の闘病生活で心も体もボロボロ。現実から逃れるように、仕事へと打ち込んで間もなく、次女は息を引き取りました。悲しみに暮れる傍らで考えていたのは「ようやく終わった、これからは仕事に集中できる」ということ。最低だと分かっていながらその思いを抑えられない自分を責めました。「父親として、人として失格で、自分には価値がない」劣等感に心が支配され、どこか居場所を探すようにして、更に仕事に没頭していったのです。
治療家として、3院を経営していましたが、頑張れば頑張るほど 離職と言う二文字を突きつけられ、どうして良いか分かりませんでした。仕事も家庭もどん底な時に、紹介を頂いて受講をしたのが「頂点への道」講座でした。

実践の積み重ねで得られた「赦す心」

スタンダードコースを受講し、青木社長の在り方に触れ、「ここで学べば必ず良くなれる」と確信 しました。そうして、藁をも掴む思いで上位講座を受け続けたのを 覚えています。ダイナミックコー スで抱え込んでいた葛藤を家族以外の人に初めて打ち明けることができ、過去と少しずつ向き合えるようになりました。しかし、気持ちが楽になっても、会社の売上への変化はなかなか現れなかったのです。それどころかスタッフの離職が絶えず、課題だらけでした。
今思えば当時は、学んで知識が増え、心の変化はあったものの、具体的な実践まで繋がっていなかっ たのです。その状況から脱するきっかけとなったのが、私にとっては、プロスピーカーチャレンジだったのです。それは自分自身を探求し、本当に大切にしたい土台の価値観を見つける旅でした。
何度も繰り返されるプレゼン テーションの練習で、初めは何を話して良いのか分からずに、辛い過去を思い出しては、泣いて終わっていました。ですが、毎度頂くフィードバックや、プレゼンテーションを組み立て直す時間を通して、選択理論とアチーブメントテクノロジーのロジックが徐々に整理されていったのです。その時に理解したのが、過去の私は「価値の証明を求めて生きていた」ということです。「成果が出せない自分には価値がない。そんな自分を娘は誇りに思わない。だから頑張らなければいけない」。その恐れが原動力だったので、家族との時間を犠牲にしてでも成果を出すこと必死だったのです。いわゆる「目標から上」の状態で行動していました。自分のことを理解できるようになるに連れて「娘の最期 に立ち会えなかったのも、その時の最善を尽くしていたのだな」と徐々に赦せるようになりました。
それまで自分のことしか考えられませんでしたが、過去への捉え方が変わったことで余裕が生まれ、家族や社員をはじめとした他人のことも考えられるようになりました。セルフカウンセリングの 主語を変え、「亡くなった娘は天国で何を求めているのか?」そう考えると、きっと私達家族が幸せに生きることだろうと思いました。だとすれば、今私がすべきなのは「身近な人を幸せにするミッションに生きること」だと腑に落ち、自分向きだった思考が相手へと180度変化したのです。
勝つこと、認められることで成り立っていた価値観は、相手を幸せにする価値観へと変わり、自分が成功を掴み取ることが、自分一人だけのことではなくなりました。つまり、成功する理由が明確になり、目標ではなく目的を追う生き方へと変化しました。結果、家族はもちろん、社員への関わり方も大きく変わっていったのです。

揺るぎないミッションが生んだ200%成長

価値観の変化があってから、社員の話を聞く個別ミーティングの時間をとるようになりました。「ど んな思いでこの業界に就職したのか」「将来どうなりたいのか」「私生活の理想の姿や困っていることはないか」など、上司や代表という肩書きを外し、一人の人間として真剣に向き合っていったのです。以前は形だけの時間で、気になるところを指摘するだけで、社員は迷惑だったと思います。それが、相手を幸せにするミッションに気付いてからは、まず何が一人ひとりの社員にとっての幸せなのかを真剣に聞くようになりました。
もちろんいきなり私の態度が変わったところで、すぐに本音を話してくれません。それでも諦めずに聞き続けました。傾聴と承認を繰り返す中で、少しずつ少しずつ社員が心を開いてくれるようになっていったのです。 加えて日々の感謝を伝えるために、毎月の給与支給のタイミングで、一人ひとりの長所をメッセージと共に手紙に書き、全員に渡すようにしました。こうして、社員全員と円滑なコミュニケーションが取れるようになっていき、改めて真剣に話を聞いてみると、私が思っている以上に、一人ひとりの社員は会社のことを考えていて、それぞれの意見を持っていることに気が付きました。それが、相談する相手もおらず、一人で孤独に経営してきた私にとっては、信頼できる仲間がたくさんできた様に思えて、嬉しくてたまらなかったのです。「どうしたら会社をよく出来る?」と、本音を打ち明けて、真剣な相談を社員にできるようになったのも、丁度この頃でした。
信頼の土台が築かれ、お互いが自分中心ではなく、相手に思いやりを持って接したことで、歩み寄る速度が格段に上がりました。会社の未来を共に考え、一人ひとりが主体的に働き、社員と本当のパワーパートナーになったのです。
気がつくと、高かった離職率は格段に下がり、4年間で社員数が3倍近く増えたのです。入社希望エントリー者数も約40倍増加するほどの人気治療院グループとなり、売上は今期で受講前の200%を達成することがほぼ確実です。

頂点という高みを目指して

プロスピーカーチャレンジを通して、本当のミッションと出会い、人生が根本から変わりました。アチーブメントでの学びは、プロスピーカーチャレンジでようやく体得出来ると、今は自信を持って言えます。その追求の道は、プロスピーカーに合格して3年が経った今でもなお、継続しています。
「過去の出来事に囚われず、前を向き、大切な人を幸せにするためにこの一瞬一瞬を大切にして生きること」。きっと娘が命に変えて伝えてくれたメッセージはこれなのだと思います。
「顧客や社会」への貢献を考えられ、「社員」の幸せを考えられ、「家族」のことを大切にできるのも、全て「自分」と真剣に向き合い、過去を完了できたからです。 幸せの原点は自分から始まり、そして周囲へと順に広がって行きました。
こうしたインサイドアウトの生き方で生まれる「幸せの連鎖」を一人でも多くの方に届けるために、私たちの会社は存在しています。 これからも、業界を牽引する存在 として、成長し続けていきます。そして私自身、プロスピーカーとしても、自分自身が人生を変えるきっかけをくれた、「アチーブメントテクノロジー」と「選択理論」を直接メッセージする、アチーブメントテクノロジーコースの講師 を目指しています。多くの方の人生に貢献できるよう、更に上のステージを目指して邁進し続けていきます。

家族の存在が頑張るための大きな理由に
関係性がよくパフォーマンスも高い組織体へと変化する

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